XserverからOutlook.comやHotmailに送信できなくなった!
という目に遭いました。
メールサーバはXserver。
Outlook.comやOutlook.jp、Hotmailなどいわゆる「MS系」のアドレスにだけ送信できなくなったのです。
正確に言うと、送信はできるのですが相手側で受信できていない状態。
しかもエラーメールも戻ってきません。
ブラックリストも確認しましたが、登録なし。
※このあたりのブラックリストを確認しました。
http://www.spamhaus.org/
http://www.barracudacentral.org/rbl
結論から言うと、
SPFレコードの設定
で解決しました。
XserverからOutlook.comやHotmailに送信できるようになるまでの経緯
まずXserverサポートに問い合わせ
問い合わせたところ、「少し前に共有サーバがブラックリストに登録されていたが現在は解除されている」ということがわかりました。
解除済みなのであとは待つしかないということでした。
いつまで待てばいいのか?と聞いてみましたがわからないと。
そりゃそうだろうけどちょっと困る…ので色々調べてみることに。
Outlook.comやOutlook.jp、Hotmailはスパムの判定が厳しい
Outlook.comやOutlook.jp、HotmailなどMicrosoft系のメールはスパムの判定がとても厳しいことで知られています。
そして送信サーバが共有サーバであった場合、どれかひとつがブラックリストに入った場合、そのサーバのIPまるっと全部スパム扱いにしてしまうようです。
そして一度ブラックと判定されると解除されない。解除されても再度ブラック判定食らうという。
エラーが戻ってくればいいのですが、今回はエラーが来ず、受信する手前でさらっと削除されてしまっていたようでした。
XserverのDNSレコード設定を確認・SPFレコード追加
それまで普通に送信できていたためチェックしていなかったのですが、Xserver、SPFレコードの設定がされていないことに気付きました。
そこで、Xserverのマニュアル(DNSレコードの編集)を参考にSPFレコードを追加編集しました。
Xserverのコントロールパネルにログインし、「ドメイン」「DNSレコード設定」へ。
「DNSレコードの追加」タブからSPFレコードを追加できます。
ホスト | 何も書かない |
種別 | TXT |
内容 | v=spf1 +a:sv***.xserver.jp +a:example.com +mx ~all |
優先度 | いじらない |
3項目めの「内容」で、sv***.xserver.jpの「sv***」は契約しているXserverのサーバー番号に、example.comは自分のドメインに変えてくださいね。
XserverからOutlook.comやHotmailに送信できるようになった
SPFレコードを記載してテストメールを送信したところ…、
無事に受信できました!!
今回はSPFレコードの設定をすることにより、Outlook.comやOutlook.jp、Hotmailなどにも送信できるようになりました。
同じ事象でお困りの方のお役に立てれば幸いです。
※20210304追記
ここまでしてもやっぱり受信できないOutlook.comやHotmailのアドレスもあるようです(全部じゃないのがまたタチ悪い
いちど受信できない人からメールをもらって、「返信」すれば相手も受信できるようなんですけど。
セーフリスト(信頼済みリスト)に登録してもダメ…なのでどおおおおおおしてもダメな相手はOutlook.comやHotmail以外のアドレスに送らせてもらうことにしました(泣
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